私たちの仕事について

宮崎県東臼杵郡の竜林業は、造林業をメインとし、地域の自然保護や、
環境保全などに影ながらお力添えしております。
造林とは、森林を守る仕事です。
私たちがが手を加えることによって、自然の森林が健全に保たれるよう手助けをしているのです。
私たちは信頼・実績・技術力で宮崎の美しい森林を未来に継承し、安心・安全・丁寧な施工をお約束します。
これからも、お客様の細かいご要望にもお応えできるよう、常に技術の向上や、新たな技術の取得にも努めて参りたいと思っております。

造林業の歴史

日本では古くから、木材と暮らしをともにしてきた歴史があります。
飛鳥時代からは、寺院などの建築のため、大量の木材を建材として使用していました。
その後も伐採がどんどん進み、木を切って使うばかりでは枯渇するので、「植林」が江戸時代ごろには行われていたといわれています。宮崎では飫肥で、産業的な植林が本格的にはじめられていました。様々な時代を経て、現在のような造林技術ができていったのです。

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造林の必要性

古くから木材を使用してきた歴史がありますが、伐採が進み、森林に木がなくなり、劣化してしまうと洪水や土砂災害などの自然災害が起こりやすくなります。
正しい知識を持った私たちが自然に手を加えることで、安心して木材を使えるようになるのです。しかし、自然相手なので植えればそのまま育つということはなく、長期にわたる管理が必要となってきます。この「管理」が私たちの大切な仕事なのです。

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事業内容

地拵え・植林

◆地拵え(じごしらえ)
森林の造成や管理作業の一環として行われる作業のことを指します。地拵えは、樹木の成長を促進し、森林の健全な発育を支えるために行われる手入れや整備する作業です。
土壌の養分を栄養源として利用するために作業を行い、次の植林に備え整地を行います。

◆植林
地拵えが整った土地に、苗場(苗畑)で育てた苗木を山に植付けしていきます。この時、ある程度密集させて植えつけることで、苗木が早くまっすぐ育ちます。

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下刈り

下刈りとは植栽した苗木が健やかに育つように、下層部に生える雑草や雑木を除去するための作業です。
下刈りを怠ってしまうと植えられたばかりの幼い苗木は雑草や雑木に負けてしまい、日光を遮られたり、水分を奪われたりして健全に育たなくなってしまいます。
下刈りは苗木以外の雑草や雑木を全部除去する「全刈り」が基本ですが、土壌の状態によって風害などの心配がある場合は全部刈り取らずに残す場合もあります。

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間伐

間伐(かんばつ)とは、森林内の成長した木を一部伐採する作業です。森林の健全な成長や森林管理のために、木々の密度を調整し、森林の質を向上させることが目的です。
木が成長してくると林の中が込み合ってきます。このまま放置すると木々はひょろひょろした細長い木になり、病害虫にも弱くなってしまいます。適切な密度で健康的な森林へ導くため、間引きを行います。これが間伐です。
この時でた間伐材は薪炭などに利用されます。

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除伐

除伐(じょばつ)の目的は、森林の健全性や管理のために、不要な木や競合する植物を取り除くことです。木が成長し、5m前後に育った頃に木のまわりにある成長を邪魔するような植栽木以外の樹木を刈っていきます。この時成長の途中で曲がってしまったり、折れてしまった植栽木等も刈る作業を合わせて行います。
間伐と似ていますが、間伐は目的樹種を中心に伐採が行われるのに対して、除伐は目的樹種以外の樹種を中心に伐採されます。

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除草作業

[除草作業]

森林での作業を効率よく行うために作業道の設置を行うことがあります。
主に森林に設置されている鉄塔への道を作ります、
支障木を伐採し、土を削り固め道を設置していきます。
また、施設内での除草作業なども承っております。

環境保全としてだけではなく、健全な森林を育て、人々の生活や暮らしを支えるという役割を担い、様々な仕事に取り組んでいます。

 

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